令和6年度第6回技術セミナーを開催しました

機械学習、ロボット、データを活用した研究現場とは?
~私達はより創造的な仕事に取り組みましょう!~

  • 講演者:一杉太郎教授 東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻
  • 日 時:令和7年2月13日(木)13:30~15:00
  • 会 場:高エネルギー加速器研究機構つくばキャンパス(ZOOMとのハイブリッド)

機械学習、ロボット技術の急速な発展により研究現場で自動・自律実験が可能になってきています。この動向は世界中で急速に進んでいます。研究現場の変化だけでなく、特に若い技術職にある人のこれからの働き方に大きな変革をもたらすものと考えられます。この分野で先導して研究を進めている東京大学大学院化学専攻の一杉教授が世界の現状および自身の研究室の自動・自律実験を紹介するとともに、将来の展望を述べました。

講演時間は約1時間、その後30分間参加者との質疑応答が行われました。司会は本セミナー担当の素粒子原子核研究所の西田麻耶氏が行いました。参加者は75人(現地参加者13人、リモート参加62人)でした。KEKの参加者52人、KEK以外からの参加者は23人で、11大学、2研究所にのぼりました。

講演に対するアンケートへの回答者は46人で、回収率は59パーセントでした。「日頃の仕事に対する見方が変わった」、「自分の仕事のやり方を見直したい」、「自動化/自律化が適した対象や考え方など貴重な学びを得ることできた」、「機械学習、ロボットというツールをどのように活用できるのか、人間がやるべきことは何なのかを具体的な事例を基に知ることができた」など講演を高く評価する感想が多くあり、講演は大変興味を持って受け入れられました。もっと長い時間聴講したかったとの意見も複数寄せられました。

講演中の一杉太郎教授
質問に白板で回答する一杉太郎教授

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