科学技術週間「KEK春のキャンパス公開2022」をオンライン開催しました

4月18日を含む一週間は、科学技術についての理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図るために旧文部省が定めた科学技術週間です。

科学技術週間に先立って毎年新しい科学ポスター「一家に1枚」シリーズが発行され、科学技術週間に参加している展示施設等で無償配布されています。今年は「ガラス」がテーマでした。ノーベル賞受賞者の顔写真が並ぶ元素周期表をご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか?中でも「水素」ポスターはKEK発です。

科学技術週間には、全国の研究所や科学館などでさまざまな科学技術イベントが開催されます。KEKではつくばキャンパスの常設展示「コミュニケーションプラザ」を会場に、金曜夕方と土曜午後の2日に分けて「KEK春のキャンパス公開2022」をオンライン開催しました。YouTubeのKEKチャンネルと、ニコニコ生放送のサイエンスチャンネルを使った配信です。今回は1日目のYouTube ユニーク視聴者数 600超、ニコニコ生放送 視聴回数 約11,500、2日目のYouTube ユニーク視聴者数450超、ニコニコ生放送 視聴回数 約3,700でした。

今回のイベントに先立って、SNS上で音声を使ってリアルタイムで会話する方法を使って、4月19日と21日の夜、物理学や基礎科学をテーマに音声イベントを行いました。また、科学技術週間に合わせて、寄付金キャンペーンを行いました。

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1日目

4月22日(金)は夕方から配信を開始しました。オープニングでは、コミュニケーションプラザの入り口から展示室内までのリアルタイム映像を流し、昨年から今年にかけて整備された部屋の三面の壁に投影する映像システム(三面シアター)のようすも中継しました。

常設展示 コミュニケーションプラザから中継

新作動画「村山斉のILC宇宙塾」に続いて、大強度陽子加速器施設 J -PARCのサイエンスカフェ「ハローサイエンス」を同時中継し、東海村の会場で参加している皆さん、J -PARCのテレビ会議システムで参加している皆さん、KEKのライブ配信で視聴している皆さん、みんなでJ-PARCの科学を考えました。中には「ウロボロスって何ですか?」という質問や、加速器を動かすために使っている電力に関する質問もありました。

続いて、コミュニケーションプラザの新しい展示「霧箱」をのんびり眺めながら、研究者といっしょに放射線について考えました。「放射線って人間にとって有害なものと思ってたけど、使い方によってこんなに人間に有益に使えるものなんだ!」というコメントもいただきました。

霧箱をながめてみよう

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YouTube ILCcommunicationチャンネル 村山斉のILC宇宙塾 第1話「素粒子物理学ってどんな学問?」

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2日目

翌4月23日(土)は午後から配信スタートで、世界最強の加速器SuperKEKBとその測定器Belle Ⅱについて、それぞれ専門の研究者が語るトークプログラムと施設見学から始まりました。続いて、デンマーク発の量子力学解説アニメ Quantum Kate の日本語訳制作に関わった 橋本 省二 教授が、この日のために作ったTシャツで登場、実際にアニメを見ながら理論物理学者の素顔を見せてくれました。

世界最強の加速器SuperKEKB
デンマークからやってきたアニメ Quantum Kate の裏側

KEKつくばキャンパスに新築されたクライオ電子顕微鏡のための実験棟の紹介のあと、KEKにできたばかりの世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)量子場計測システム国際拠点(QUP)の紹介がありました。最後に、広報担当の 足立 伸一 理事を迎えてKEKとSDGsについて語り合いました。その中で好奇心から始まる基礎科学の研究は持続可能な発展に役立つという考えから、KEKが今年6月から始まる「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)」に設立パートナーとして参加することをお知らせしました。

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