科学技術週間プレイベント「SCIENCE & TECHNOLOGY PRE EVENT 2025」に参加しました

つくばまちなかデザインが主催する科学技術週間プレイベント「SCIENCE & TECHNOLOGY PRE EVENT 2025」に参加しました。文部科学省が定める科学技術週間に合わせて行われる研究機関の一般公開に先立ちつくば市内の研究機関を一堂に集めた体験イベントで、今年は23団体が出展しました。KEKは、ブースエリアとトークセッションに出展しました。

未来をひらけ!ブースエリア

クイズラリー「加速器がつくったもの:これまでとこれから」

加速器は、粒子をほぼ光の速さまで加速して高いエネルギーを作り出す装置です。ブースでは、これまでに加速器を使った研究から生み出された身近な技術やシステムと、次世代の加速器開発に伴って期待されている技術をポスターで紹介しました。

ポスターの内容に関連したクイズに答え、正解した方にはKEKオリジナルステッカーをプレゼントしました。

ポスターを見てクイズに答えを探します
ポスターに関連する研究について質問する方も
クイズの答え合わせをします
全問正解でステッカーをプレゼント

ブースには150人近くの来場者がありました。「KEKのことは知っていたけれどこんなに身近なものに関連する研究をやっているとは知らなかった」などの感想が寄せられました。

未来をかたる!トークライブ 

「つくばの研究機関が大集合!〜組織を超えて未来へつなぐ、研究機構トークリレー2025〜」と題したニコニコ生放送が行われました。研究者たちが次々と登壇し、研究の魅力を熱く語りました。

ナビゲーターはNIMS 物質・材料研究機構 広報室の松井 龍也さん、
司会は主催である つくばまちなかデザイン株式会社の武田 真梨子さん

加速器が未来を変える?

KEK加速器研究施設 応用超伝導加速器イノベーションセンターの島田 美帆 講師が2番目に登壇。素粒子や物質・生命研究に使われる加速器や、自身が研究する将来の加速器に向けた研究開発について紹介しました。

島田 美帆 講師

見えないものを見る眼 

KEK 量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)はIIIS 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構、MANA ナノアーキテクトニクス材料研究センターとともに「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)セッション」に参加。スエルフ ブルハント(Suerfu Burkhant)QUP副主任研究員が、未知の粒子の検出のために研究開発を進めている超伝導転移端センサー(Transition Edge Sensor, TES)の原理や目的をユーモアを交えて紹介しました。 

スエルフ ブルハント(Suerfu Burkhant)QUP副主任研究員

番組全体を通して6800人以上が視聴しました。アーカイブは以下から視聴できます。

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