令和4年度第2回技術セミナーを開催

10月27日に、令和4年度第2回技術セミナー「AnsysによるCAE実践活用セミナー」を開催しました。KEK3号館セミナーホールの会場と、Zoomを使った リモート配信のハイブリッド形式で実施しました。全体の参加人数は45名で、このうち6名が他機関からの参加者でした。

講師にはサイバネットシステム株式会社のエンジニアの谷口亮太氏にお越しいただきました。Ansysは有限要素法を使った構造解析シミュレーションシステムで、KEKでも技術職員をはじめ装置開発に関係する業務を行う教員や学生に活発に利用されています。Ansys の使い方や解析方法などのユーザーサポートでも日ごろから多くの人が、谷口氏のお世話になっています。

講演ではAnsysの機能の実践的な活用方法や活用事例、及び操作と解析のデモンストレーション等が行われました。事前にユーザーであるKEK技術職員から講演内容についてのリクエストを送り、それらの紹介にも時間を割いていただきました。特に要望の多かった熱や流体と構造との連成問題に関しては、種々のテクニックを紹介していただきました。また講演後にデータの入力方法及びメッシュの切り方、ソフトの使用方法等について質疑応答がありました。

Ansysの初心者から経験者までを対象に講演いただき機構の技術力向上に役立つセミナーとなりました。

講演者のご厚意により、今回の講演資料は今後の学習に広くお役立てくださいとのことでした。下記のページで講演資料を参照いただけます。
https://www2.kek.jp/engineer/tsukuba/seminar/2022/20221027.html

ご講演いただいているサイバネットシステム株式会社のエンジニアの谷口亮太氏

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