共同利用研究者宿泊施設と放射線受付棟が新築されました

ドミトリー5号棟3階のバルコニーから見た職員会館前の桜

KEKには多くの共同利用研究者(ユーザー)が訪れます。この春、KEKつくばキャンパスでは、ユーザー向けの宿泊施設と、実験にあたって必要となる放射線管理の窓口である放射線受付棟が新築されました。

ドミトリー5号棟

実験等のための短期滞在時に利用可能な共同利用研究者宿泊施設はドミトリーと呼ばれています。つくばキャンパスでは昨年度までドミトリー1号棟から4号棟が稼働していましたが、2号棟が廃止され、今年度から新しくドミトリー5号棟が稼働を始めました。

5号棟は食堂や売店などが入っている「職員会館」のすぐ隣に新築された3階建ての建物です。同じ広さのトイレ・バス付シングルルームが68室あり、3階の各部屋にはバルコニーが設けられています。

3月30日には、完成お披露目会が開かれました。

サイエンスキャンプに参加して新しいドミトリーに一泊した学生からは「きれいで、ベッドも快適でした」という感想が聞かれました。

ドミトリー5号棟玄関前にて 完成お披露目会のようす
ドミトリー5号棟室内のようす

また、KEKつくばキャンパスで実験をする職員および共同利用研究者には欠かせない放射線作業手続きの受付窓口である「放射線受付棟」も建て替え工事が行われました。現在は、中性子中間子ビームライン制御棟に設けた仮放射線受付で業務を行っています。

建物は完成しましたが春は繁忙期であるため、5月31日に移転し、6月1日 8:30から新しい窓口で受付業務が始まります。新しい受付では、カウンター内にPC端末が置かれ、以前よりも迅速な対応が可能になる見込みです。

建設中の放射線受付棟(2022年3月17日撮影)
完成したばかりの放射線受付室内のようす

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