大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構

米グーグルの創業者ら米国のIT起業家らが出資するブレークスルー財団が主催する自然科学の国際的な学術賞「ブレークスルー賞」が4月18日(日本時間4月19日)に発表されました。基礎物理学部門では、欧州合同原子核研究機関(CERN)、米ブルックヘブン国立研究所(BNL)、米フェルミ国立加速器研究所(FNAL)で引き継がれてきた素粒子ミューオンの異常磁気能率(g-2)の精密測定の成果が選ばれました。これらの国際共同実験にはKEKの研究者も加わっており、山本明博士ら4人の名誉教授が受賞者に含まれています。
CERN、BNL、FNALへと引き継がれた実験手法の確立、BNLでの新たな超伝導磁石技術の導入、FNALでの世界最強の加速器ビーム強度での究極的観測(統計)の実現という半世紀にわたる国際協力連携によるミューオンg-2測定の7桁に迫る絶対数値の成果が、高く評価されました。現在の素粒子物理学・標準理論の検証における究極的で重要な実験の達成に対しての国際的な評価となります。
KEKでは茨城県東海村の大強度陽子加速器施設(J-PARC)で、これまでとは異なる実験手法によるミューオンg-2の測定実験を行うことにしています。2030年代の開始を目指しており、今回受賞対象となった成果を引き継いで新しい物理の探索に挑戦します。
詳しくは プレスリリース をご参照ください。
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