
2025年12月から2026年3月にかけて、茨城県内の研究機関の紹介や見学コースの提案などを行うつくばサイエンスツアーオフィス主催のサイエンスカフェ「水夜(すいよる)サイエンスカフェ」が行われました。この企画は、つくば市内に数ある研究教育機関が話題提供し、気軽に科学を楽しむ場を提供するものです。
最終回の3/4(水)は「宇宙はなぜ存在しているのか?ニュートリノが握る鍵」と題しKEK素粒子原子核研究所の坂下 健教授が話題提供しました。会場では48人が参加、オンライン視聴回数は34回 でした。

冒頭で坂下教授は、講演タイトルに触れて「宇宙を構成する最も小さな存在である”素粒子”を研究することで、『宇宙はなぜ存在しているのか?』という謎の解明に迫ろうとしている」と説明。素粒子ニュートリノの不思議な性質から宇宙誕生の謎に迫る国際共同研究「T2K実験」を中心に紹介しました。
また、現在準備を進めている国際共同実験プロジェクト「ハイパーカミオカンデ実験」についても触れ、より高精度な観測によって宇宙の謎の解明がどこまで進むのか、今後の展望を示しました。

当日は、つくばまちなかデザイン株式会社の武田 真梨子さんがファシリテーターを務め、専門的な内容をかみ砕きながら質問を交えて進行。参加者と登壇者の対話を通して理解を深める場となりました。
今回で今年度の水夜サイエンスカフェは終了となりますが、KEKは今後も他の研究機関などと連携しながら、市民の皆さまに最先端の研究成果をわかりやすくお伝えする活動を継続してまいります。