フランス原⼦核素粒⼦研究所(CNRS/IN2P3)及びKEKによる所長級会合が10⽉3⽇(⾦)にKEKで開催されました。CNRSから、クリステル・ロワ(Christelle Roy)IN2P3所長、ローラン・ヴァカヴァン(Laurent VACAVANT)IN2P3素粒子物理部門長、アルノー・リュコット(Arnaud LUCOTTE)IN2P3加速器部門長、エドゥダ・ベセルヴ(Edouard BESSERVE)CNRS/DEI国際部長の4名が訪問しました。

(前列左から4番目:ロワ所長、右から4番目:浅井機構長)
KEKとフランス(CNRSなど)とで進める二国間交流事業FJPPN (France Japan Particle Physics Network) について、また両国間の協⼒の下実施されているBelle II実験、T2K/HyperK実験、ILC テクノロジーネットワーク、COMET実験に関する議論が活発に⾏われました。また、CNRSとKEKが共同で運営している湯浅年⼦ラボラトリー(TYL)運営委員会も同時に開催され、今後の運営などについて意⾒交換が⾏われました。
ロワ所長らは、ATF(Accelerator Test Facility)や測定器開発テストビームライン、Belle II測定器が設置されている筑波実験棟を視察しました。各実験施設では、フランスの大学、研究所で制作された機器の紹介や、フランスからの研究者による貢献について説明がなされ、両国の協力関係が強調されました。 今後、両国の結びつきがさらに深まり、研究活動がより⼀層促進されると期待されます。


