多摩六都科学館で「素粒子をさがそう」を実施しました  

8月27日(水)、多摩六都科学館(東京都西東京市)で、「素粒子をさがそう」を実施しました。 

このイベントは、子どもたちが理科や数学に苦手意識を持つ前に、素粒子物理や加速器科学にふれ、楽しみながら科学への関心を育むことを目的としています。多摩六都科学館とKEKが締結した相互協力協定に基づき、2015年から毎年開催しており、今年は親子連れを中心に約200人が参加しました。 

当日はまず、動画「うちゅうはなにからできているの?」を上映し、宇宙の成り立ちや加速器の役割、これまでに見つかっている17種類の素粒子について学びました。その後、館内に隠された素粒子キャラクターのパネルを探すゲームに挑戦しました。 

各パネルには素粒子の名前と特徴をわかりやすく表現した「得意技」が書かれており、参加者はワークブックに書き写しながら「標準理論表」を完成させました。遊びを通じて、普段なじみの少ない素粒子の世界を身近に感じていただくことができました。 

動画「うちゅうはなにからできてるの?」を見て、そりゅうしについて学ぶ参加者

イベント終了後には、 
「素粒子のことが学べたし、ゲームも楽しかった!」(小学生) 
「難しいテーマかと思ったが、かわいらしいぬいぐるみや、わかりやすい動画で、親子で楽しめて勉強になった」(保護者) 
といった感想が寄せられました。 

KEKでは今後も、科学に触れる体験を提供し、未来の科学者たちの好奇心を育む活動を続けていきます。 

「素粒子をさがそう」のプログラムは、KEKの幼児~小学校低学年向け広報ツール開発事業により開発したものです。イベント用物品は貸し出しが可能です。幼稚園や小学校でのイベントにご活用ください。KEKの講師派遣プログラム「KEKキャラバン」からお問合せください。 

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