「つくば科学フェスティバル」は、つくば市とつくば市教育委員会が主催する科学を楽しむための体験型イベントです。市内の小中学校・高校・大学・研究機関などが出展し、研究者や学校教職員と子どもたちによる科学実験をはじめ、観察・工作などさまざまなコーナーが設けられます。今年は11月9日、つくば駅近くの多目的施設つくばカピオにおいて「つくば科学フェスティバル2024」が2年ぶりに開催されました。会場は、親子連れや出展機関の中学・高校生でにぎわいました。
KEKは「見て、さわって、体験しよう!~KEKおもしろ実験教室~」と題してブース出展しました。強力な磁石でできたレールに沿って液体窒素で冷やした車両を走らせる「超伝導コースター」や、加速器のためになくてはならない真空をつくる技術を視覚で体験することができる「真空実験装置」、アルコールとドライアイスを使って目には見えない放射線が通った跡を見る「霧箱実験」といった多数の体験型展示を用意しました。
また、「さわれる模型展示コーナー」と題して、分解しながら測定器の構造を理解することができる「40分の1スケールBelleⅡ測定器立体模型」や日本とヨーロッパそれぞれのCagAとヒトのタンパク質との結合が学べるちょっと難しい立体パズル「ピロリ菌が作るタンパク質の立体模型」の展示も行いました。
「つくば科学教育マイスターブース」では、今年の9月に認定されたばかりのKEK広報室のゆーみるしー(青木優美)による科学教室「加速器チャレンジ!」も行われ、新人マイスターの話を聴きに多くの来場者が集まりました。
超伝導コースター
真空実験コーナー
霧箱教室
さわれる模型展示コーナー
つくば科学教育マイスターブース