令和5年度第2回技術セミナーを開催しました

セミナー時の写真。
このスライドではAnsysの産業応用の例をご紹介いただきました

8月25日、研究本館小林ホールにおいて、森 正明氏(サイバネットシステム株式会社デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部メカニカル技術部流体技術課)を講師としてお迎えし、令和5年度第2回技術セミナー(Ansys)「CAE実践活用セミナー」を開催しました。

会場に加えZoomによるリモート参加も併用したハイブリッド開催とし、合計36名(会場11名、リモート25名)の方が参加されました。うち外部の方は8機関12名でした。
KEKには、計算科学センターが管理する共用のAnsysライセンスがあります。ライセンス数に限りはありますが、職員であれば無償で、つくば・東海キャンパスのいずれでも有限要素法Ansysを利用可能です。Ansysは、主に工学分野で熱・構造・流体解析や、その組み合わせである連成解析に利用され、KEKの装置設計に幅広く応用されてきました。今回のセミナーでは、最新の解析手法や最適化手法の紹介から、デモを通して初心者向けの導入ガイダンスまで、多くの方々の導入の機会につながり、質の高い装置設計に役立つ、濃密なお話をしていただきました。会場からもリモートからも多くの質問があり、有意義な時間となりました。

講演終了後には、アンケートを集計しました。ハイブリッド開催の希望や、また専門研修で行っている実地でのAnsysの解析方法の習得だけでなく、今回のようなセミナー形式での講演の希望を多くいただきました。

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