『CERN派遣研修で積極的に』技術セミナーで語る

6月5日、研究本館小林ホールにおいて、令和5年度第1回技術セミナーとして令和4年度欧州合同原子核研究機関(CERN)への派遣研修報告会を開催しました。

会場に加えZoomによるリモート参加も併用したハイブリッド開催とし、合計85名(会場18名、リモート67名)が参加し、他機関の方も10名がリモートで視聴されました。

冒頭で物質構造科学研究所技術調整役の小菅隆氏よりCERN研修に関する説明がなされ、その後、素粒子原子核研究所メカニカルエンジニアリンググループの亀井直矢氏よりCERNでの仕事および生活の様子について報告がありました。

亀井氏は、令和4年3月から令和5年2月までの1年間CERNに滞在し、ビーム窓とビームダンプに関する熱構造解析・評価を担当しましたが、業務内容の報告に加えCERNの英会話クラスや、アパート、交通手段、お子さんの学校など現地生活の話も交え、これから海外長期派遣を希望する後進にとっても、有意義な報告でした。

亀井氏は最後に参加者からの質問に答え、「研修参加前は、海外の人と仕事をすることに対する苦手意識を減らしたい、という少し消極的な気持ちでしたが、研修を通して、もっとグローバルに活躍できる人材になりたいと積極的に考えるようになった」と述べました。

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