KEKに高額の寄附をしていただいた個人と法人関係者を招いて感謝状(称号)をお渡しする第4回「機構長主催 感謝の集い」が11月8日(月)、東京都千代田区の一橋講堂会議室で開かれました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止しました。2018年度までの特別貢献会員と、昨年度に称号を受けた支援者を招き、延べ12人が参加しました。
山内機構長はこれまでのご支援に対して心から感謝の言葉を述べました。また最近のトピックスとして、文部科学省が推進する世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の14番目の国際研究拠点としてKEKから量子場計測システム国際拠点(QUP)が採択されたことを紹介。大型国際共同実験を通じてSDGsにも貢献していることなどを説明しました。
続いて、幅理事がKEKの活動の概要報告をしました。2019年に本格稼働開始したSuperKEKB加速器が瞬間ルミノシティの世界最高記録を更新し続けていることや今後の物理解析の展望などを説明しました。事務局からは2020年の寄附金事業活動の報告をおこない、感謝状を高額寄付者のみなさんに贈呈しました。
感謝の集いが終了後、高額寄付者の皆さんは一橋講堂の会議室から講堂に移動して、講堂で開かれていた「KEK50周年記念式典」にも参加していただき、ともに50周年を祝っていただきました。
KEKでは称号の授与や、小林誠特別栄誉教授のノーベル賞受賞を記念した「小林ホール」の入り口に名前を掲示するなどの高額寄附者への特典のほか、寄附いただいた方のお名前を実験施設に掲示するなどのお礼もご用意しております。詳しくは「KEK寄附金ページ」をご覧ください。来年度はこれまで通りの研究施設見学や役員との懇談ができる「機構長主催 感謝の集い」となることを願っております。今後ともKEKへのご支援をよろしくお願いします。