KEK50周年記念式典が開催されました

KEKの創立50周年を祝う「KEK50周年記念式典」が11月8日(月)、東京都千代田区の学術総合センター二階の一橋講堂で開かれました。新型コロナ感染症対策のため式典参加者を会場の定員の半分以下の約150人に抑え、都合で式典に参加できない人々のために会場の様子をYouTubeでライブ配信しました。このため国内で延べ約2400、海外で約500の人が記念式典の様子をYouTubeで視聴することができました。

式典では幅淳二理事の開式の辞で幕を開け、山内正則機構長が「KEKは今後とも、誇りと責任を持ってその重要な役割を担ってまいります」とあいさつを結びました。続いて、この日のために制作された、KEKの50年間の歴史を古い映像などで紹介する約15分の記念ビデオが会場で上映されました。

さらに来賓からの祝辞が続きました。冒頭、末松信介文部科学大臣の祝辞が代読されると、次に大井川和彦茨城県知事のビデオメッセージが上映されました。続いて大野英男東北大総長、相原博昭東大副学長が登壇して祝辞を述べ、梶田隆章東大宇宙線研所長の祝辞の代読、中村道治科学技術振興機構顧問の登壇と続きました。最後は海外からの祝辞として、ファビオラ・ジャノッティCERN所長のビデオメッセージが紹介されました。

式典の最後は記念講演で、菅原寛孝元機構長、小林誠特別栄誉教授、細野秀雄東工大特命教授が、それぞれのKEKに対する思いや期待などについて語りました。また、会場の外ではKEKの主な研究成果や歴史を紹介するパネル展示が行われました。式典は足立伸一理事の閉式の辞で幕を閉じました。