鈴木厚人・前機構長が文化功労者として顕彰されました

文化の向上発展に顕著な功績を残した人を称える文化功労者に、KEK前機構長の鈴木厚人さん(岩手県立大学長、KEK顧問)が選出され、11月4日(木)に東京都内のホテルで顕彰式が行われました。

鈴木さんは素粒子の観測装置「カミオカンデ」や「カムランド」などの建設・実験に携わり、ニュートリノに質量があることを証明するなど素粒子物理学の発展に大きく貢献したことが評価されました。

鈴木さんのコメント:

神岡鉱山の中でカミオカンデ、スーパーカミオカンデ、カムランドの実験に約25年間、「暗い青春だ!」とつぶやく学生と一緒に研究生活を送りましたが、突如、明るい光が差した感じです。これからはILC(国際リニアコライダー)を実現して、ILCトンネル内で再び暗い生活を送ることを目指します。