北海道大学-KEK連携協力協定に基づく第11回連携協議会が開催されました

連携協議会の様子

北海道大学と高エネルギ-加速器研究機構は3月8日に第11回連携協議会を開催しました。
本会の目的は、平成22年に締結された包括協定書に基づき両機関における相互の研究開発能力及び人材を活かし、様々な個別研究領域の推進を図るとともに、人材の育成、人材交流を発展させ、世界第一線で先導的な役割を果たすべく、異分野融合型の研究開発の連携・協力を積極的に推進していくことです。
第11回目となる今回は、北海道大学札幌キャンパスにおいて開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大対応のため、テレビ会議システムでの開催となりました。

冒頭、北大の増田 隆夫 理事・副学長、KEKの岡田 安弘 理事から、挨拶並びに互いの現況報告がありました。続いて北大大学院工学研究院 加美山教授から「大学の加速器施設の課題とKEK加速器科学総合育成事業への期待」と題した話題提供がなされ、さらに大学院理学研究院 網塚教授から「北大コアファシリティ構想とKEKとの連携について」との話題提供があり、質疑応答がなされました。
その後KEK側からの話題提供として、物質構造科学研究所 小杉所長から「量子ビームを活用した機関連携について」、物構研 量子ビーム連携研究センター 雨宮センター長から「量子ビーム連携研究センターの活動紹介」、初めて協議会に参加の素粒子原子核研究所 徳宿所長から「素核分野での連携」、同じく初めて参加の加速器研究施設 道園応用超伝導加速器センター長から「応用超伝導加速器センターの活動紹介」がありました。

以上6件の話題提供の後、お互いの連携について活発な質疑、意見交換、今後の連携活動に向けた方向性が語られました。今後、両機関の結びつきがさらに深まり、多角的な研究活動がより一層促進されることが期待されます。

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