報道関係者各位
大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
7月7日(木)14時00分から、2022年度第1回メディアサロン(KEKプレス勉強会)『理想的な乱数実現へ -「パリティ対称性」利用が有効-』をZoomによるオンラインで開催します。
高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所・理論センター量子基礎論グループの筒井泉特別准教授は、三菱電機株式会社情報技術総合研究所の鶴丸豊広主席技師長、東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の佐々木寿彦講師との共同研究において、パリティ(3次元空間の反転に対する)対称性を持つ原子核の崩壊現象から生成される量子乱数のランダム性と秘匿性に、厳密な証明を与えることに世界で初めて成功しました。
原子核の崩壊現象を乱数生成のために利用する試みは、以前から(パリティ対称性を考慮しない方式で)進められてきたものですが、今回のパリティ対称性に基づく放射方向の測定を組み込むことにより、信頼性の保証された小型の乱数生成器の実用化が期待できることになります。
今回のメディアサロンでは、7月7日(木)14時00分配信予定の同タイトルのプレスリリースの成果を、KEK素粒子原子核研究所の筒井泉特別准教授と東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻の佐々木寿彦講師が詳細に解説します。
参加をご希望の方は、7月7日正午までに以下のイベント管理サービスPeatixからお申し込みください(Peatixアカウントをお持ちでない場合、申し込みにはPeatixアカウントの作成が必要です)。
https://peatix.com/event/3292404/
お申し込みいただくと、Zoomの接続情報等をご案内するメールが自動的に送られます。お申し込み時に登録していただく氏名、所属、メールアドレスは、KEKからの今後の同種イベントのご案内に使わせていただくことがありますので、ご了承ください。
〔スケジュ-ル〕
・14:00-14:10「理想的な乱数実現へ -「パリティ対称性」利用が有効-」(概要)
高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所・筒井 泉 特別准教授
・14:10-14: 40「理想的な乱数実現へ -「パリティ対称性」利用が有効-」(詳細)
東京大学 大学院工学系研究科 物理工学専攻・佐々木 寿彦 講師
・14:40-15:30 質疑応答
※終了後にも研究者とオンライン上でお話いただける機会もご用意いたします。
問合せ先
高エネルギー加速器研究機構 広報室
TEL: 029-879-6046
E-mail:press@kek.jp