KEKと茨城大学が包括的連携協力協定を締結 7/4に締結式を実施

分野を広げた共同研究や人材交流の強化図る

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構
国立大学法人 茨城大学

大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(機構長:山内 正則、以下「KEK」)と国立大学法人 茨城大学(学長:太田 寛行、以下「茨城大学」)はこのたび、連携協力の推進に関わる包括的連携協力協定を締結することになりました。2022年7月4日(月)、茨城大学水戸キャンパスにて締結式と記念シンポジウムを開催します。

KEKは、加速器と呼ばれる巨大な装置群を使って基礎科学を推進する研究所です。KEKは我が国の加速器科学の総合的発展の拠点として研究を推進し、国内外の関連分野の研究者に対して研究の場を提供することを目的として1971年に創設されました。

また、茨城大学は、フロンティア応用原子科学研究センターや、2016年に大学院理工学研究科に開設した国内唯一の「量子線科学専攻」を中心として、KEKやJ-PARCといった茨城県内の量子ビーム施設などを活用した研究・教育に取り組んできました。その他、「茨城大学量子線科学国際シンポジウム」も毎年開催するなど、茨城大学は量子線科学の研究・教育の拠点としての機能を果たしています。

両者はこれまでも学生や研究者の交流や共同での大学院生の教育・研究に取り組んできましたが、従来の工学や自然科学に留まらない広範な分野での組織的な連携を進めるため、包括的連携協力協定を締結することになりました。

今後、研究交流や共同研究、人材育成、研究施設・設備の相互利用などの面で協力を強化し、またKEKの研究者を茨城大学の量子線科学専攻の教員として受け入れる取り組み(クロスアポイント)の拡大を図るなど、人材交流も推進します。

締結式は、KEKの山内機構長、茨城大学の太田学長らの出席のもと、7月4日(月)13時より、茨城大学水戸キャンパスで行われます。その後、記念シンポジウムを開催し、量子ビーム技術を活用した最新の研究等の取り組みの状況について両機関の代表者が講演します。

報道機関の皆様におかれましては、締結式並びに記念講演会につきましてご取材を賜りますようご検討いただけますと幸いです(取材ご希望の方は、会場準備の都合上、お手数ですが7月4日11時までに下記のいずれかへご連絡いただきますようお願いいたします)。

【取材に関するお問い合わせ】

[at]は@とご変更下さい。

茨城大学広報室(担当:山崎)

TEL:029-228-8008
E-mail:koho-prg[at]ml.ibaraki.ac.jp

高エネルギー加速器研究機構広報室

TEL:029-879-6047
E-mail:proffice[at]kek.jp

詳しくは  プレスリリース  をご参照ください。