春のキャンパス公開2019を行いました

   

全国の研究機関や大学が科学技術に関するイベントを行う「第60回科学技術週間」(4月15日~21日)の一環として4月20日(土)、KEKは巨大測定装置「Belle II」と放射光の実験施設「フォトンファクトリー」の見学ツアーやサイエンスカフェなどの「キャンパス公開2019」を実施しました。

好天に恵まれたこの日はKEKに334名の見学者が訪れました。このため、科学技術週間中のKEKの総見学者数は410名となりました。 見学ツア-は敷地が広大なためシャトルバス2台で実施しました。見学できる施設は、宇宙初期に起こったはずの極めて稀な現象を再現して未知の粒子や力の性質を明らかにするBelle II測定器と、加速器から発生する明るく波長の短い「放射光」で物質やたんぱく質などを原子のスケールで観察するフォトンファクトリー(PF)の2カ所。Belle IIは縦横高さがそれぞれ約8メートルもあり、見学者はその巨大さに驚いていました。PFでは見学者が放射光を活用した研究の説明に聞き入ったり、写真を撮ったりしていました。

Belle IIの見学の様子

お茶を飲みつつ気軽に科学の話を聞くサイエンスカフェも3つの講座を開催。はじめに「試して実感、家庭の科学:初級編~焼き入れと墨流しのヒミツを体験してみよう!~」と題し、KEK物質構造科学研究所の木村正雄教授が、ピアノ線が焼き入れで固くもろくなる実験などを実演。次に、KEK素粒子原子核研究所の伊藤領介教授が「宇宙の謎に迫るBelle ll実験」のタイトルで始まったばかりのBelle ll実験の仕組みや狙いを丁寧に語りました。最後に、総合研究大学院大学の博士課程1年の青木優美さんが「20分でわかった気になる飛跡検出器」として、自分がいま研究している放射線の検出器の原理や仕組みなどを分かりやすく紹介しました。3つのカフェとも席が足りなくなるなど盛況で、話が終わった後も質問する人が続出しました。より多くの人に科学に接してもらうための試みとしてKEKは今回初めて、2番目と3番目のカフェについてYouTube とFacebook でライブ中継をしました。

恒例となった、液体窒素で冷やした超伝導体が磁石のレールを滑走する「超伝導コースター」の実演では、家族連れの方などに好評で、多くの子供たちが自分でコースターを動かしていました。

伊藤教授のサイエンスカフェの様子
家族連れに好評の超伝導コースター

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