第7回KEK史料室談話会
カテゴリ | 史料室談話会 |
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開始 | 2019/10/23 (水) 14:00 |
終了 | 2019/10/23 (水) 15:30 |
会場 | 研究本館3F セミナー室 322室 |
講演タイトル | 数理科学の発展を基礎づけた物理数学の巨匠たち |
講演者 | 藤田 宏 氏(東京大学 名誉教授) |
言語 | 日本語/Japanese |
連絡先 | 史料室/shiryo-AT-kek.jp/5100 |
ウェブサイト | https://www2.kek.jp/archives/projects/danwakai-index.html |
食堂・売店 | 利用予定なし/0 |
概要
数学と諸科学との連携を大事にする数理科学の推進運動が日本では前世紀の半ばに初めて盛り上がりを見せた。 その運動は東大では弥永昌吉、京大では秋月康夫を筆頭に数学者主導であったが、理工学系の研究者の多くが協力した。 東大物理学科には山内恭彦、今井功、高橋秀俊、加藤敏夫などの数理物理学の俊英が集まり、 具体的な推進を行うとともに方法論的な見識をもってその後に様々な広がりを示す数理科学の基盤的役割に指針を与えた。
その所以を、講演者の数理科学の方法論についての持論「概念と方法が応用数理の主柱である」に基づいて考察したい。さらに、講演者自身が関数解析の手法によって非線形問題に数理科学的に取り組んだ体験、また、身を以って感じ取った数理科学・応用数理の日本スクールの発展のウネリを、人の繋がりの妙について感じたことを語っていただく。そこでの目玉は、物理数学の人材育成・伝統止揚の実を挙げ、全国的な盛り上がりの原点となった「寺澤寛一創設の’物理数学’の拠点、力学教室」の回想である。
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