KEKでのロケ映画『ブラックホールに願いを!』の舞台あいさつ開催

KEKつくばキャンパス内で撮影された空想特撮映画『ブラックホールに願いを!』が1月9日からシネプレックスつくば(つくば市下原)で公開され、11日には主演の米澤成美さん、吉見茉莉奈さん、監督・脚本・編集を担当した渡邉聡さん、KEKの浅井祥仁機構長による凱旋舞台あいさつがありました。

作品は人工的に作られたブラックホールによって引き起こされる「時間犯罪テロ」を描いたもので、KEKはその研究を行う「人工縮退研究所」という設定です。 撮影は2020年12月から2023年にかけてつくばキャンパスの先端加速器試験棟や富士実験棟、4号館などで行われ、多くのシーンでKEKの施設や装置が登場します。

渡邉監督は「本作では、加速器で人工的にブラックホールを作るという設定になっているので、国内でそういう立派な加速器があるところはないかと探したところ、『つくばには高エネルギー加速器研究機構がある』ということでご相談しました。 3年間にわたって撮影しました」と撮影当時を振り返りました。

主演の吉見さんは「異世代という存在や、時間の流れの感じ方、てきぱきした人もいれば、ゆっくりとした人もいる。この映画のそういうテーマが私は好きです」と語り、聞き慣れない専門用語をひたすら覚えながら研究者としての役作りに懸命に努力したことなども明かしました。

「科学的な理解を深めたい」と、撮影前にKEKを見学した米澤さんは「難しい用語が多いですから、最初は情報が多過ぎて、頭がこんがらがってしまって、2回見るとだんだんわかってきて、3回目にやっと科学のことも人間的な関係性も見えてきて大感動しました。最後のシーンも大好きですね」と笑顔で作品をPRしました。

素粒子物理学者である浅井機構長は、欧州の大型加速器LHCでブラックホールが生成される可能性を論じた論文を執筆したことなどに触れながら、「決して荒唐無稽な話ではなくて、描かれている計算式も結構正しいのですよ。ただ映画の中で出ているような危ないものではなくて、ちっちゃいブラックホールができるだけ。大きくなることはありません。すぐに消えてなくなりますから安全です。今日は『それだけは伝えなければ』と思って、ここに来ました」と話して会場を盛り上げました。

つくばでの上映は1月22日までとなっています(予定)。

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KEKでのロケ映画『ブラックホールに願いを!』の舞台あいさつ開催
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