KEKフォトウォーク2025を開催しました

カメラで切り取る、加速器の世界

6月22日、KEKつくばキャンパスにて、「KEKフォトウォーク2025」を開催しました。最先端研究の現場に、カメラを持った一般参加者が足を踏み入れ、科学の現場を写真で切り取りました。 

KEKにある、日本最大、世界最高の衝突性能を持つ「SuperKEKB(スーパーケックビー)加速器」は、地下約11メートルのトンネル内に設置された巨大な装置。今回、多くの応募者の中から選ばれた写真愛好家たちがトンネルに入り、思い思いにシャッターを切りました。 

撮影は4グループの入れ替え制で、時間は各回45分。短い時間ながら、参加者たちはずらりと並ぶ装置群や、配管やケーブルが入り組む構造など、“技術の粋”にレンズを向けていました。 

このフォトウォークは、世界15の研究所が参加する「グローバル・フィジクス・フォトウォーク」の一環です。KEKで撮影され、応募された写真の中から3点が代表作として選ばれ、今後、世界中の研究所の作品と並んでオンライン投票にかけられます。果たして世界の実験施設を切り取った写真の頂点に立つのはどの一枚か? その行方にも注目が集まります。 

参加者からは「普段立ち入れないところを近くで見られたのが良かった」「大規模でありながら、⁨機微な調整をする挑戦的な場所だと感じた」「KEKはすごいことをやっている場所なんだと思った」などの感想をいただきました。 

KEKでは今後も、科学の世界をさまざまな角度から楽しんでもらえるイベントを企画していきます。 

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