フランス国立科学研究センター(CNRS)と共同で湯浅年子ラボラトリーを立ち上げました

左:Ursula Bassler科学担当副所長(CNRS・IN2P3)右:山内機構長
2023.5.9 TYLワークショップでの署名式

2023年8月1日に本機構とフランス国立科学研究センター(CNRS)と共同で湯浅年子ラボラトリー(TYL)を立ち上げました。2006年から機構の二国間事業としてフランス関連機関と実施してきたものをさらに強化するため、CNRSとの間でこの湯浅年子ラボラトリーを共同で立ち上げ、そのオフィスをKEKつくばキャンパスに設置することについて合意したものです。

このことにより、本機構にフランス側研究者が中長期間滞在できる環境が整い、この湯浅年子ラボラトリーがBelle II実験などの高エネルギー実験や加速器研究に関するフランスとの協力をさらに進めるための拠点となります。

湯浅年子ラボラトリーの初代所長にはCNRS傘下の研究所である原子核素粒子物理研究所(IN2P3)のKarim TRABELSI氏が、副所長には当機構・素粒子原子核研究所教授の橋本省二氏が着任しました。

今後ますます両国の結び付きがさらに深まり、研究活動がより一層促進されることが期待されます。