KEKは国連の「持続可能な発展のための国際基礎科学年(IYBSSD)に日本唯一の創設パートナーとして参加しています。この国際年は昨年6月末に始まり、今年9月に終わる予定です。基礎科学の重要性を国際社会に理解してもらうための活動を続けてきており、昨年7月の開会式以来最大のイベントとなる「24時間ウェビナー(ウェビナソン)」を、世界環境デーである6月5日に世界の参加機関が連携して行います。
このウェビナソンは日本時間6月5日14時に始まり、4時間ごとにタイムゾーンを区切って6つのオンラインウェビナーを連続して行います。日本は最初のタイムゾーンに入り、韓国、中国と協力してプログラムを提供します。
KEKは今年9月末に開催される筑波会議2023( https://tsukuba-conference.com/ )にも参加し、「基礎科学とSDGs – 南北の対話」をテーマとするセッションを主宰することになっています。こちらも国際基礎科学年の理念を反映したものになります。
その予告を兼ね、今回のウェビナソンでは筑波会議セッションの登壇者4人にオンライン講演してもらいます。原則的に英語で進行し、テーマは”Basic science for finding solutions to environmental problems such as E-waste; Needs for Global South-North dialogue”(電気電子廃棄物問題の解決に役立つ基礎科学: 南北対話の必要性)です。
講演者は以下の通りです。日本人講演者は日本語で話し、英語字幕がつきます。ぜひご視聴ください。
- クワメ・エンクルマ科学技術大学(ガーナ) マリアン・アサントゥワ・ウンカンサ准教授(英語、英語字幕つき)
- 龍谷大学先端理工学部 藤森崇准教授(日本語、英語字幕つき)
- KEK物質構造科学研究所 阿部仁准教授(日本語、英語字幕つき)
- 国立環境研究所資源循環領域 梶原夏子主幹研究員(日本語、英語字幕つき)
ウェビナソンの日本・韓国・中国プログラムの配信URLは下記の通りで、日本担当部分は冒頭約1時間(14時~15時ごろ)の予定です。
詳細はこちらをご覧ください(英語)。
https://www.iybssd2022.org/en/home-24-hour-online/