インド科学技術庁とPFビームラインに関する国際協力について協定を延長

2008年10月からインド科学技術庁(DST, Department of Science and Technology)との間で研究協力を実施してきた放射光実験施設(フォトンファクトリー)のビームラインに関して、1年間の延長について合意する協定書への署名式を3月23日(火)KEKにおいて執り行いました。

署名式に先立ち、インドビームラインに関する現状報告について、ピンク・サハ研究員(Dr. Pinku Saha)から説明がなされた後、同じくインドビ-ムラインのゴーランガ・マナ研究員(Mr. Gouranga Manna)及び船守  展正 KEK放射光実験施設長らの説明により現場の視察を行いました。

サンジャイ・クマール・ヴァルマ(H.E. Mr. Sanjay Kumar Verma)駐日インド大使は、ビームタイムの利用配分に関することを始めとした運営方法などについて、今後の協力関係の更なる発展の観点から熱心に尋ねておられました。

署名式は、文部科学省 科学技術・ 学術戦略官(国際担当)付 原  文絵 国際研究専門官、同  紺谷 彩 行政調査員及びオンラインによるインドからの関係者立ち合いの下、執り行いました。

今後、両国の結びつきがさらに深まり、ビームラインを利用した研究活動がより一層促進されると期待されます。

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