山内機構長がスロヴェニア国家功労勲章を受章

山内機構長とポラック・ペトリッチ大使

在日スロヴェニア大使館で12月2日(水)、山内正則KEK機構長のスロヴェニア国家功労勲章授与式が行われました。
同国の研究者がBelleと、それに続くBelleⅡ実験に参加し長年共同研究することを通じ、同国の科学技術の発展に貢献したことが認められたもので、2019年10月23日にボルト・パホル大統領がKEKに来訪した際に山内機構長への勲章授与が発表されました。当初は同国の大統領府で授与式を行う予定でしたが、コロナ禍のため在日大使館でのリモート形式で行うことになりました。

授与式には同国からリュブリャナ大学のProf. Dr. Igor Papič学長やBelleⅡ実験コラボレーターなどが参加しました、日本からは山内機構長のほかに、文部科学省 塩原誠志 学術機関課長、樋口晋一 素粒子・原子核研究推進室長、飯嶋徹 名古屋大学教授(BelleⅡ実験スポ-クスパ-ソン)、後田裕 KEK素粒子原子核研究所教授(BelleⅡ実験プロジェクトマネージャー)らが参加しました。

冒頭、両国の国歌斉唱に続いて、勲章授与に至る山内機構長の功績が紹介され、メダルと記念品が授与されました。そして山内機構長のスピーチ、リュブリャナ大学のDr. Igor Papič学長からの祝辞、塩原学術機関課長などからもお祝いの言葉が述べられました。また、2009年に同国の研究者が20ヶ国以上の国際研究グループを率いるBelleⅡ実験のスポークスパーソンに選ばれ、同国の科学技術分野における注目すべき出来事になったことなどが紹介され、式典の終わりには元スポークスパーソンでありコラボレーターのPeter Križan氏やBoštjan Golob氏から山内機構長へ、温かいメッセージが送られました。

今回の受章をきっかけに、今後の両国の研究協力関係が一層力強いものとなることが期待されます。

授与式に列席された方々

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