PF研究会「放射光顕微分光が切り拓く材料研究のフロンティア」

開催日時

2024/10/3(木)13:30~10/4(金)12:20

開催場所

4号館セミナーホールとzoom

言語

日本語

お問い合わせ

研究会事務局(pf-kenkyukai[at]pfiqst.kek.jp ※[at]は@に変換)


2000年代以降,材料物性研究は材料をあるがままの状態で評価する方法に大きくシフトしてきた。in situ 測定やoperando 測定はその一例であるが,複雑な組成や形態を持つ材料をそのまま評価する顕微測定もこのシフトに一役買っている。いくつかある顕微法のうち,PFの軟X線ビームラインで行われている分光実験では集光ビームを用いる走査型顕微法が主流である。BL-28Aでは走査型光電子分光,BL-13Bでは走査型光電子分光とX線吸収分光,BL-19Aでは走査型透過X線顕微鏡により,トポロジカル絶縁体,磁性体,触媒,有機半導体,天体材料など多岐に渡る材料の研究が進められている。本研究会では,これらのビームラインでの成果発表を通じて,PFにおける顕微分光測定の現状と課題を共有し,施設側はユーザーから出された課題や要望を今後の高度化につなげることを,ユーザーは複数ビームラインを利用してより広範なデータに基づいた材料研究の計画立案に役立てることを目指す。