2022年
05/30
開催
開催日時
2022/05/30(月)11:00~12:00
開催場所
Zoom
講演者
Dr. Kiyomi Seiya (FNAL)
言語
日本語
詳細ページ
お問い合わせ
大森 千広 (PHS 4667)
概要
概要
Fermilabは2002年よりニュートリノ実験へ陽子ビームを供給している。同時にMain InjectorへのSlip stackingの導入、Booster におけるR F増強とビームロス対策を含む様々な改善の結果、120GeVのビームパワーはおよそ900k Wまで増強された。今回はFermilab加速器の概要と増強の経緯について報告する。
講師紹介:
Seiya氏はFNALのビーム増強のカギとなったSlip-Stackingという手法の実用化を2002年から中心となって進めてきた第一人者です。2004年には初めてMainInjectorで実現し、当時のTevatron Run IIでの目標ルミノシティ達成に重要な貢献をしています。この業績に対しSeiya氏は2009年にIEEE―NPSS PAST賞を受賞されています。Slip-StackingはNuMIニュートリノ実験でも活用されています。こうしたビームManipulationはJ-PARCでもハイパーカミオカンデ実験やハドロン実験に向けに関心がもたれています。今回はSeiya氏にFNAL加速器の紹介とビーム増強について日本語で講演していただきます。