ハイパーカミオカンデ計画:超巨大空洞の掘削を完了

2025年8月5日
東京大学

発表のポイント
◆ハイパーカミオカンデの本体となる巨大地下空洞の掘削が2025年7月31日に完了しました。
◆直径69m、高さ94mの本体空洞は、岩盤内の人工空洞として世界最大級です。
◆最も重要な建設工程の一つが完了し、2028 年の観測開始に向けて計画は大きく前進しました。

ハイパーカミオカンデの本体空洞
掘削が完了したハイパーカミオカンデの本体空洞

東京大学が主導して岐阜県飛騨市で建設を進めている次世代超大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置「ハイパーカミオカンデ」において、検出器本体を設置する巨大地下空洞(以下「本体空洞」)の掘削が、約2年9か月をかけ、2025年7月31日に完了しました。

ハイパーカミオカンデ計画は、東京大学と高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中核機関とする国際共同研究プロジェクトで、2025年7月現在、世界22か国・約630名の研究者が協力して推進しています。

詳しくは東京大学のプレスリリースをご覧ください。