「KEK × READYFOR」、研究費・寄付金等獲得を目的とした業務提携を開始 -第1号案件として、基礎科学を楽しく学ぶプログラムで次世代を育成するプロジェクトを公開-

日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社(代表:米良はるか、本社:東京都千代田区)と 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構(機構長:山内正則、所在地:茨城県つくば市、以下「KEK」)は、クラウドファンディングを活用した研究費用・寄付金等獲得のための業務提携を締結しました。

また本日、締結後初のプロジェクト「楽しく基礎科学を学ぶプログラムを提供し、次世代を育成したい」を公開しました。本プロジェクトは、オンラインシステムを導入したクイズ大会を開催し、KEKの研究とその成果について楽しみながら知り、学ぶもので本日から8月5日(金)まで寄付金を募集します。
(プロジェクトページURL:https://readyfor.jp/projects/kasoku

大学や研究機関を取り巻く環境が日々変わっていく中、更なる教育・研究の活性化のために、国からの運営費交付金や競争的資金に加えて、様々な形での支援獲得が重要になってきています。その有力な手段としてクラウドファンディングを活用することで、各研究室の活動や設備投資などに対する寄付金等を獲得する機会が広がっています。

素晴らしい研究成果を継続して生み出していくためになくてはならないのが、将来を担う人材です。長期的な視野を必要とする基礎科学の研究に青少年のみなさんに興味を持っていただくことが重要です。KEKの研究の面白さを多くの人に知ってもらい、興味を持っていただくことは、将来の人材育成につながり、基礎科学の発展や新しい技術の開発、ひいては私たちの豊かな未来への貢献になると考えています。しかし、現状では、十分にKEKの研究分野の面白さや将来の可能性を伝えることができているとは言えません。

KEKは大学共同利用機関法人であり、大学等の研究者に研究機会を提供するために、まずは加速器装置を維持することが最優先となります。そのため、KEKの活動や成果について広くお知らせしたり、後進を育成するためにKEKの活動に興味を持っていただいたりするための普及活動に対して大きな予算を確保することは容易ではありません。

そこで、普及活動のためにはこれまでとは異なる財源を複数確保しておくことが重要と考えています。そのための一つの方策として、このたび、クラウドファンディングによる資金獲得に挑戦することになりました。

詳しくは  プレスリリース  をご参照ください。