2026年7月18日、26日にKEKつくばキャンパスにて「君も研究者!KEK加速器ミッション」を開催しました。
KEKで行われている加速器研究では、普段は目にすることのできないミクロな世界を扱います。本企画「君も研究者!KEK加速器ミッション」は、そうした「目に見えない世界」を実験やゲームを通して体感してもらうことを目的に、今年初めて開催しました。数式ではなく、自ら考え、手を動かしながら学ぶことで、加速器研究につながる科学の考え方に触れてもらうプログラムです。
18日のテーマは「ミクロの世界を学ぶ」。当日は、約50分の授業を4コマ実施。40年以上にわたり小学校で理科教育に携わってきた佐々木邦道先生の進行でスタートしました。先生が「原子ってどこにある?」と子どもたちに問いかけると、次々と手が挙がり、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。

シミュレーションやカードゲームも使いながら授業が進み、あっという間の午前中でした。


午後は動き回る粒と物質の三態変化についての映画を見ました。実験の動画を通じて、ものが粒からできていることを学びました。その後、自由電子が見えたなら、という授業。さまざまなものに「自由電子テスター」を当て、電気が通るか調べ、電子はどんなところにいるかを考えました。


26日のテーマは「加速器のしくみを学ぶ」。午前中は、加速器の中で粒子を加速するために使っている「電磁波」について電子レンジを使って実験しながら学びました。空のコップや水、氷を電子レンジにかけるとどうなるか実験し、驚きの結果が得られました。


午後は「加速」を吹き矢と紙トンボで体感します。ストローで作った吹き矢の長さや矢となるマッチ棒の位置などを変えて予想しながら実験します。実際に学んだことを生かして、紙トンボをどのように回したらよく飛ぶかを考えながら遊びました。


さらに、つくば科学教育マイスターでもある広報室の青木優美が、実際の加速器のしくみとKEKの加速器について紹介しました。

最後に、全員に修了証「未来の博士号」が授与されました。

KEKでは今後も、実験や体験を通して科学の楽しさや研究の面白さを伝える活動を続けていきます。