4月18日の「発明の日」を含む月曜日から日曜日は文部科学省が定める科学技術週間です。この期間には、全国の各機関で科学技術に関するイベントなどが実施されています。
KEKでは、4月18日につくばキャンパスの公開を行いました。当日は、645人が来場しました。
今回のキャンパス公開では、実験施設の見学ツアー、研究者と直接話せる「サイエンスカフェ」、ゲームラリーや科学おもちゃなど、幅広い世代が楽しめる企画を多数用意しました。当日の様子をご紹介します。
見学ツアー
シャトルバス2台を運行し、来場者を見学施設まで案内しました。
今回公開した施設は、未解明な宇宙の謎を解く鍵となる新しい物理現象を探索するBelle Ⅱ測定器と、加速器から発生する「放射光」で物質を分子・原子のスケールで観察するフォトンファクトリー(PF)の2カ所です。
普段は見学できない巨大装置を間近で見ることができる機会となりました。


サイエンスカフェ「博士の履歴書2 ~研究所リーダー編~」
齊藤 直人教授(KEK 素粒子原子核研究所所長)
船守 展正教授(KEK 物質構造科学研究所所長)
東 俊行教授(KEK量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)拠点長)
ファシリテーター:青木 優美(KEK広報室)
研究者の素顔や研究の面白さに触れられる人気企画「サイエンスカフェ」。今年も大盛況で、お茶やコーヒーを片手におよそ80人もの来場者が参加しました。今回は「博士の履歴書」をテーマとして、研究所リーダーたちが登壇しました。
各リーダーは、自身の経歴や研究内容について紹介しました。その後「量子」をテーマに、各研究所で行われている「量子」に関係する研究について、分かりやすく解説しました。
後半では、各リーダーによる明日誰かに話したくなる「推しネタ」を披露しました。齊藤教授は「宇宙カレンダー」、東教授は「ダイヤモンドを用いた暗黒物質の探索」、船守教授は「ダイヤモンドアンビルセル」を紹介しました。


KEK WPI-QUP拠点長

KEK 素粒子原子核研究所所長

KEK 物質構造科学研究所所長
ゲームラリー「素粒子をさがそう」
会場内に隠された17種類の素粒子キャラクターのぬいぐるみを探すゲームです。参加者はワークシートに素粒子の名前と「得意技」を記入してゴールを目指しました。子どもから大人まで、多くの方が夢中になって楽しんでいました。
また今回は、先端加速器科学技術推進協議会による素粒子キャラクターの「ぷくぷくシール」の販売も行われ、多くの人が手に取っていました。


総研大コーナー
総合研究大学院大学(総研大)の教育内容を紹介するコーナーも設置され、教員が来場者からの質問に答えました大学院進学を目指す学生や保護者の方々にとって有益な情報交換の場となりました。
また、総研大についてのアンケートも行われ、回答した方には総研大のグッズがプレゼントされました。

常設展示「桂不動産KEKコミュニケーションプラザ」・ギャラリー企画展
桂不動産KEKコミュニケーションプラザでは、研究者による解説付きガイドツアーが実施され、多くの方が参加しました。
ツアーでは、子どもたちが熱心に質問する姿が見られました。また、進学について相談する来場者も見られ、地域住民からは研究への理解が深まったという声も聞かれました。海外からの来場者も含め、幅広い層が参加しました。

科学おもちゃ
研究者手作りのおもちゃの展示も登場。波を発生させるウェーブマシンや楽器のしくみにもつながる弦の振動装置など、物理を体感できる内容で、子どもから大人まで興味津々の様子でした。

グッズ販売・珈琲販売
会場では、株式会社ビー・シー・シーやおたさく商事によるKEKオリジナルグッズや科学グッズの販売も行われ、来場記念にと多くの方が立ち寄っていました。おたさく商事は、サザコーヒーとKEKと共同制作したオリジナルコーヒー「宇宙組成ブレンド」のボックスセットも販売しました。


また、「科学の街のコーヒー屋」もっくん珈琲による自家焙煎のスペシャルティコーヒーも提供され、会場にはコーヒーの香りが漂いました。

今回の春のキャンパス公開2026を通して、多くの方にKEKの研究と科学技術に親しんでいただくことができました。来場いただいた皆さま、ありがとうございました。