KEKは、4月25日(土)・26日(日)の2日間、幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2026」に出展しました。ニコニコ超会議は株式会社ドワンゴが主催する日本最大級動画サービス「ニコニコ」のユーザーが主体となりネットとリアルで開催する文化祭です。リアル会場に138,228人が来場し、盛り上がりをみせました。

4年目の出展となる今年は「ノーベル賞」をテーマに、ノーベル賞メダルの展示をはじめKEKの研究や科学の魅力を来場者の皆さまに楽しく体験していただける企画を実施し、のべ約2000人の方々にブース企画にご参加いただきました。その様子をご紹介します。
ノーベル賞がテーマのブース企画
ノーベル賞メダル展示
今年の目玉企画は、ノーベル賞メダル展示です。KEKの小林 誠特別栄誉教授は2008年ノーベル物理学賞を受賞しています。普段は常設展示室「桂不動産KEKコミュニケーションプラザ」に展示してあるノーベル賞メダルの公式レプリカを会場に。公式レプリカは受賞者1人につき3個だけ作成を許可される非常に貴重なものです。驚きの声と共に写真撮影をする来場者が多くみられました。抽選に当選した来場者は、メダルを実際に手に持って記念撮影をしていただきました。


Belle測定器「SVD(シリコン崩壊点検出器)」展示
ノーベル物理学賞につながった実験装置として、Belle測定器「SVD1(シリコン崩壊点検出器)」を展示しました。会場では研究者が加速器実験やBelle測定器などについて来場者に紹介しました。


ノーベル賞クイズ
KEKでは過去にはノーベル賞と直接、間接に結び付いた研究がいくつも行われてきました。そこで、KEKに関連するノーベル賞についての年表からクイズを出題しました。難しかったがノーベル賞の研究について勉強になった、などとコメントをいただきました。

くじ引き
クイズやSNSキャンペーンに参加した方が引けるくじ引きを行いました。
茨城県の企業ヤマダイ株式会社様とのコラボレーションで実現した、小林 誠博士が選んだ麺・スープ・具材で作った、会場限定の超凄麺、おたさく商事さんデザインの小林博士直筆の数式が描かれたクリアファイル、KEK × SAZA × おたさく オリジナルコーヒー「宇宙組成ブレンド」特別ラベルドリップバッグが景品として登場しました。




N高グループ研究部と機構長のコラボトーク
ブース内ではKEKの浅井 祥仁機構長とN高グループ研究部によるトークショーも実施しました。KEKで進められている最先端研究への質問に加え、日頃から研究活動に取り組む中高生ならではの視点から、「研究をチームでどのように進めていくか」「研究活動・発表の場を広げていくためには、どのような行動が必要か」といった問いも寄せられました。研究に限らず、仕事や学びに通じる姿勢について語り合う、充実した対談となりました。

「超ニコ四駆2026」進化マシンと新規開発マシンを披露
「超ニコ四駆」は、2023年から続くニコニコ超会議の人気企画です。企業対抗レースが初開催された昨年からパワーアップし「超ルール無用スーパーグレートニコニコカップ2026」として対抗戦が開催されました。個人・企業・研究機関合わせて8チームが出場しました。
昨年優勝を果たしたKEKの有志チームが今年も参戦。昨年の優勝機「KMBC(かまぼこ)」を進化させた「KMBC2」と、新開発したファンの推進力で進む「QT-1/TCV」を携えて臨みました。しかし残念ながらコースを走り切ることができず入賞はなりませんでした。難しいコースに、半数のチームが記録なしとなりました。
入賞は逃しましたが、レース後のコメントでリーダーの荒木隼人 准技師が即座に原因分析。その姿に生放送では「問題点をすぐ見つけて考察できるのさすが」「ダメだった理由をここまで噛み砕いて説明出来るのが我々素人に優しくて助かる」とのコメントがつきました。


グッズ


ブースでお配りしているうちわは、片面がKEKとネーミングライツ契約を締結している桂不動産様のけいぞうくん、もう片面が茨城県様とのコラボで茨城県公認VTuberの茨ひよりさんがプリントされています。
また、昨年に引き続き「超KEK」紙バッグも好評でした。
つくばコラボ
今回のKEKブースは、産業技術総合研究所(産総研)ブースに隣接して出展しました。開催直前のPR生放送「超ニコニコインフォ2026〜超会議出展企業SP〜@ニコニコ超会議2026【4/21】」でも共演しました。
当日は、産総研の宮崎 歴理事にブースにお越しいただき、ノーベル賞メダルを持って浅井機構長と写真を撮っていただきました。また、浅井機構長も超産総研ブースでTextAliveによるリリックビデオ制作を体験しました。


つくば市に拠点を置く研究機関同士として、来場者の皆さまに「科学のまち・つくば」の魅力や、日本の研究力の広がりを感じていただける機会になったと考えています。
KEKは今後も、研究成果の発信にとどまらず、多くの方々に科学を身近に感じていただける機会を通じて、社会とのつながりを広げてまいります。