KEKキャラバンは、KEKの研究者や職員を全国津々浦々の学校や各種団体などへ講師として派遣するプロジェクトで、2010年4月より実施しています。講義はもちろんのこと、科学イベントでの科学おもちゃの実演など、派遣先のご相談に応じて実施しています。
現地への講師派遣のほか、オンラインでの講義も受け付けています。
2025年上半期の実績を報告します。4月～9月には9件実施しました。
参加者からは「科学技術が発達した現在でも確かになっていない暗黒物質という存在が気になった」「最先端の研究ということで専門性が高い内容でしたが、嚙み砕いて説明していただき非常に分かりやすかったです」「加速器を使うと宇宙のことが知れるというのが不思議で面白かった」などの感想が寄せられました。
宇宙や物質、生命に関する素朴な疑問について、講師と交流しながら直接質問ができるスタイルが好評です。KEKの施設見学や実習の事前学習にも活用いただいています。
KEKキャラバンの申し込みを承っております。実施予定日の3か月前までにお申し込みください。お申し込み方法はこちら。
開催した講座
2025年6月
6月20日（金）
「目に見えない粒子を見る」
外川 学 准教授
岩手県科学講演会（岩手県盛岡市）
高校1年～3年生 40人
2025年7月
7月21日（祝）
「素粒子について学ぼう」
中山 浩幸 准教授、岡田 竜太郎 准技師、中泉 麻里 特別技術専門職
科学へジャンプ・サマーキャンプ2025 筑波技術大学（茨城県つくば市）
視覚障害のある高校生 7人
7月22日（火）
「量子の不思議と可能性～科学の最前線を知ろう！～」
筒井 泉 ダイヤモンドフェロー
茨城県立並木中等教育学校（茨城県つくば市）
中学3年生 140人
7月28日（月）
科学おもちゃの実演
清水 洋孝 准教授
「夏休み・ILCと科学 子どもたちのための勉強会2025」（岩手県北上市）
小学生とその保護者 174人
2025年8月
8月6日（水）
「素粒子最前線」
浅井 祥仁 機構長
金沢工業大学扇が丘キャンパス（石川県野々市市）
北信越理科教育研究会（高等学校物理・理科教員） 72人
8月24日（日）
「加速器でわかる宇宙のしくみ」
青木 優美 特別技術専門職
茨城県南生涯学習センター（茨城県土浦市）
小学5年～6年生 20人
8月26日（火）
「宇宙の謎を解き明かせ！―ダークマターってなんだろう？-」
松原 隆彦 教授
東松山市立桜山小学校（埼玉県東松山市）
小学生とその保護者 25人
2025年9月
9月10日（水）
「太陽の光」
青木 優美 特別技術専門職
茨城県立美浦特別支援学校（茨城県美浦村）
中学2年生 26人
9月14日（日）
「空から降ってくる素粒子を見よう！」
青木 優美 特別技術専門職
体験型子ども科学館O-Labo（大分県大分市）
中学1年～3年生 18人