ILC計画の文部科学省ロードマップ申請取り下げについて

KEKでは、2020年2月にILC計画について文部科学省「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップ」への採択を求めて申請書を提出しましたが、その後の国際的推進状況を踏まえ、3月に申請を取り下げました。今回「ロードマップ2020(案)」が公開されたのを機に、報道関係者向けに9月8日、下記のようなお知らせを送りました。以下のお知らせのとおり、最近KEKをホストとして国際推進チームが立ち上がり、新たな国際協力による計画推進体制のもとでILC計画を強力に進めてまいります。

 


 

◆お知らせ◆

 


 

 

9月8日より、文部科学省より「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想ロードマップの策定(案)–ロードマップ2020-」が取りまとめられ、パブリック・コメントの実施が案内されています。

 

高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、本年2月に「国際リニアコライダー(ILC)計画」について、文科省にロードマップへの採択を求めた申請書を提出しておりましたが、本年3月に当該申請を取り下げましたことをご報告いたします。ロードマップ策定の審査過程については非公開が原則だったため、ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 

申請書提出後の2月下旬以降、国際将来加速器委員会(ICFA)など国際研究者コミュニティで議論が行われ、新たに国際推進チームを立ち上げるとともに国際協力体制など推進の枠組みを再構築し、ILC計画を一層強力に進める方向で検討が進められることとなりました。したがって、申請書の重要なポイントである「国際協力による計画推進体制」が大きく変わり、計画の進め方が提出した申請書の内容から一新されることが見込まれる状況となったため、申請を取り下げたものです。

 

なお、ILC計画の国際推進チームは、8月に設立され、新たな体制で活動を始めています。KEKは、国際研究者コミュニティとともに、引き続きILCの実現に鋭意努力してまいります。

 

関連リンク:

 


 

「ICFA、ILCに関する声明を発表」

 

「ICFA、国際リニアコライダーの準備に向けた新しいフェーズを発表」