第八回粒子物理コンピューティングサマースクール

開催日時

2025/07/28 – 2025/08/01

開催場所

小林ホール他(事前参加登録必須)

講演者

ウェブサイトを参照してください

言語

日本語

詳細ページ


粒子物理コンピューティング懇談会は2016年より活動を開始した、素粒子・原子核・宇宙物理関連のコンピューティング技術利用に関するコミュニティです。その活動の一端として7月28日から8月1日の5日間、高エネルギー加速器研究機構を会場に「第八回粒子物理コンピューティングサマースクール」を開催します。

今日、粒子物理(素粒子・原子核・宇宙物理)分野では高精度で大規模な検出器を用い大量のデータを収集することから、コンピューティングに対する要請が非常に高まっています。新しい実験を始めるためには、最先端のコンピューティング技術とソフトウエア技術の導入が欠かせません。それを担う研究者の育成が急務であることは間違いありません。

そういった教育環境が整った研究機関は日本にはそう多くありません。そこで、全国のボランティアの協力を得てコンピューティングについて集中的なトレーニングコースを設けることにしました。共通講習では、計算機とネットワークの基礎と応用(GPGPU、コンテナ、クラスター、Grid)、データ解析に必要な技術(統計解析、機械学習、シミュレーション)、量子コンピューティング、リアルタイムコンピューティングなどを学習します。午後の講習では、計算機応用コース(Deep Learningの実践、Modern C++、ソフトウェア開発ツール)とATLASソフトウェア講習をパラレルで行います。

最終日に各自で課題を決めて行う4日間の実習についての成果発表会を行います。今回は、充実した実習課題を多く準備しています。修士課程の大学院生を想定していますが、勉強してみたいという博士後期課程の大学院生も大歓迎です。

参加をお待ちしています(事前参加登録が必須です)。