線形加速器を用いた透過型電子顕微鏡を開発-コンパクトな装置で高い加速の電子ビームによる顕微観察に成功-

   
  • 自然科学研究機構 生理学研究所
  • 高エネルギー加速器研究機構
  • 東京工業大学
  • テラベース株式会社

概要

高い加速エネルギーの電子ビームを用いる超高圧電子顕微鏡は、厚い試料を透過観察でき、細胞などの内部構造を3次元的に再構成できるなど、極めて有用な観察手法です。従来、電子ビームの加速には直流高電圧を使用するため、大型で専用の建屋を必要とするなど、極めて高価な装置となる問題がありました。

今回、東京工業大学の三宮工准教授、テラベース株式会社の新井善博代表取締役、生理学研究所の永山國昭名誉教授、高エネルギー加速器研究機構の永谷幸則特別准教授らの研究グループは、日本電子株式会社の協力により、小型でありながら効率的に電子ビームを加速する線形加速器と、新規な精密ビーム制御技術を電子顕微鏡に導入することにより、既存の研究室にも収容可能な程にコンパクトな超高圧電子顕微鏡を開発、顕微鏡像観察が可能であることを実証しました。

本成果は、米国Physical Review Letters 誌に掲載されました。

詳しくは プレスリリース をご参照ください。

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