
2025年の七夕講演会「宇宙のなぞを解き明かせ!~宇宙の始まりに起きたこと~」をつくばエキスポセンターで開催します。
138億年前、宇宙はどうやって始まったのでしょうか?
「ビッグバン」は聞いたことがあるかもしれませんが、その前に何があったのでしょう?
実は、宇宙は一瞬で急激に広がる「インフレーション」というふしぎな出来事から始まったと考えられています。でも、その全体像はまだナゾに包まれたまま…。
今回の講演では、宇宙の始まりにどんなことが起きたのか、そして今も解明されていない「宇宙最大のナゾ」にいどむ研究の最前線を、わかりやすくお話しします。
詳しくはつくばエキスポセンターのホームページをご覧ください。
【概 要】
- 開催日:2025年7月6日(日)
- 開催時間:14:00~15:30
- 定員:40名(当日立ち見も可)
- 場所:つくばエキスポセンター2階 創造の森“ワンダーラボ”
- お申し込み:こちらから
【プログラム】
【講演1】宇宙のインフレーションがもたらすもの

講演概要:
私たちはどこから来たのでしょうか?宇宙が始まったころ、目には見えないほど小さな「ゆらぎ」が生まれ、それが長い時間をかけて星や銀河を作り、やがて私たちへとつながったと考えられています。この「ゆらぎ」を生んだのが、インフレーションという出来事なのです。
最新の研究を紹介しながら、インフレーションの謎に迫ります!
講師:小幡 一平 氏(KEK 素粒子原子核研究所 理論センター 特任助教)
【講演2】宇宙の始まりを見る

講演概要:
夜空に広がる大きな宇宙。そんな宇宙の始まりを”CMB”を通して見ることが出来ると言われています。
CMB(宇宙背景放射)は宇宙全体に広くひっそりと漂っている電波で、その微弱な信号をとらえるために”冷たいセンサー”が必要です。熱い研究者が挑む冷たいセンサーの開発と、それを使ってどこまで人類は宇宙の始まりに迫れているのか!?最新の情報を紹介します。
講師:長谷川 雅也 氏(KEK素粒子原子核研究所 准教授
量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP) 主任研究員)