2024/10/27 開催

【トークイベント参加者募集】サイエンスアゴラ2024に出展します

KEKは今年もサイエンスアゴラに出展します

高エネルギー加速器研究機構(KEK)は科学技術振興機構(JST)が主催する対話・共創の活動「サイエンスアゴラ2024」に参加します。今年のサイエンスアゴラのテーマは 「サイエンスと共に未来へ ~Bound for the future with Science ~」。そこで、KEKも研究の未来について考えるトークイベントを開催します。本企画はサイエンスアゴラ2024推進委員会が選んだ注目プログラムに選ばれました。

会場はテレコムセンタービル(東京都江東区青海2丁目5番10号)です。最寄り駅はゆりかもめ「テレコムセンター」駅またはりんかい線「東京テレポート」駅です。

ステージ企画「ダークマター研究の未来 君ならどう挑む?」

宇宙は実はたった5%しかわかっていません。残りの約25%は「ダークマター」、約70%は「ダークエネルギー」と呼ばれる成分です。ダークマターがなければ、私たちはこの宇宙に生まれることができなかったと考えられています。宇宙の観測などから「ダークマターが存在する」ということまでは分かっていますが、「ダークマターの正体」が何なのかは分かっていません。

ダークマターは現在さまざまなアプローチから研究が進められています。この企画では、ダークマターの専門家がこれまでの研究で分かったことや、それぞれの研究方法を紹介。その後、参加者の皆さんに、研究者との対話を通じて、どの研究に関わりたいか、3つの研究方法の中から選んでもらいます。

ダークマター研究の突破口を開く、将来の研究者の皆さんをお待ちしています!

こんな方におすすめ!
🙋将来研究者になりたい
🙋‍♀️「ダークマター」に興味がある
🙋‍♂️研究者に質問したい

概要

日時 10月27日(日) 13:00〜14:30
場所 テレコムセンタービル1階 オープンスペースA
参加費 無料
定員 学生40名、一般20名(先着順)
※事前申込制(定員に満たない場合は当日参加を受け付けます)

プログラム

13:00~ オープニング
13:05~ ダークマターって何?
13:20~ 3人の研究者から研究アピールタイム1
13:35~ どの研究を選ぶ?!エリア移動タイム1
13:40~ 実験の魅力は?研究アピールタイム2・Q&Aタイム
14:05~ エリア移動タイム2
14:10~ 将来あなたがその研究をするとしたら…研究の将来性は?・Q&Aタイム
14:25~ クロージング

申し込み

参加希望の方は以下のサイト「peatix」よりお申し込みください。お申し込みは先着順で、定員に満たない場合は当日参加を受け付けます。

登壇者

※プロフィール写真では登壇者にダークなポーズを取ってもらいました

村山 斉 Murayama Hitoshi

東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(IPMU)教授、特別教授。東京大学理学系大学院で博士号取得、東北大学大学院理学研究科・助手、ローレンス・バークレー国立研究所・研究員、米国カリフォルニア大学バークレー校物理学科・助教授、准教授を経て、同MacAdams冠教授となる。素粒子理論分野を牽引する研究者であり、イベント登壇・動画出演も積極的に行う。自分のダークな面は泳げないこと。泳げるようになるか見通しがダーク。

石川 明正 Ishikawa Akimasa

KEK素粒子原子核研究所所属。衝突型加速器実験であるBelle実験とATLAS実験に従事したのち、現在Belle II実験とILC計画を推進しており、現在の素粒子理論では説明できない新しい物理現象の探索を行う。加速器実験でダークマターを人工的に生成し検出したいと思い実験中。自分のダークな面をWordwareに聞いたら「Xのフォロワー数が170人なので暗黒物質より存在感が無い」と言われた。

茅根 裕司 Chinone Yuji

KEK量子場計測システム国際拠点(WPI-QUP)特任准教授。東北大物理学部および同大大学院で天文学を専攻後、米国カリフォルニア大学バークレー校にてポーラーベア、サイモンズアレイ、サイモンズオブザバトリーなどのCMB観測プロジェクトに参加。2019年10月から東京大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター特任助教、2022年10月から現職。自分のダークな面は、3歳の息子が走り回って転ぶと、心配しながらも大爆笑してしまうところ。

森山 茂栄 Moriyama Shigetaka

東京大学宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究施設教授、宇宙線研究所副所長。カブリIPMU客員上級科学研究員、東京大学次世代ニュートリノ科学・マルチメッセンジャー天文学連携研究機構所属。東京大学理学系研究科で博士取得後、宇宙線研究所で助手、准教授を経て現職。XENONnT実験でダークマターの同定に携わる。自分のダークな面は黒トイプードルを飼ってダークを愛でていたはずが、白髪が増えてがくぜんとさせられていること。

青木 優美 Aoki Yumi

KEK広報室所属。総合研究大学院大学(総研大)で2022年に博士(理学)取得。専門は将来の加速器計画・国際リニアコライダーの測定器開発。在学中からサイエンスカフェの進行役や講師を務め、現在は出前授業での実験教室実施など、科学コミュニケーターとしても活動。つくば科学教育マイスター。自分のダークな面は、料理で「ダークマター」を生成してしまう点。

お問合せ

高エネルギー加速器研究機構 広報室
Tel: 029-879-6047
e-mail: press@kek.jp

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