科学技術週間「KEK春のキャンパス公開2024」を開催します

2024年4月15日（月）から4月21日（日）は文部科学省が定める科学技術週間です。科学技術について広く一般の方々に理解と関心を深めていただき、科学技術の振興を図ることを目的として、4月18日の「発明の日」を含む月曜日から日曜日と定められています。

KEKでは4月20日（土）につくばキャンパスにてキャンパス公開を開催します。実験施設の見学ツアーやサイエンスカフェなどを企画していますので、皆さまどうぞご参加ください。

開催概要

日時：2024年4月20日（土）10：00～16：30（開門9：30）
事前予約：不要
入場料：無料
駐車場：無料（誘導に従ってください）

アクセス

つくばキャンパス交通案内のページをご覧ください。

住所：茨城県つくば市大穂1-1
最寄りバス停：高エネルギー加速器研究機構（つくバス北部シャトル／関東鉄道バス）
最寄り駅：つくば駅（つくばエクスプレス）・土浦駅（JR常磐線）
最寄りインターチェンジ：桜土浦・土浦北（常磐自動車道）

実施企画

見学ツアー

普段は団体でしか見学できない研究施設を特別に公開します。この機会に最先端の研究現場を間近で見てみよう！
見学場所：フォトンファクトリー、Belle II測定器

見学ツアー出発時間

1便 10:00
2便 11:30
3便 13:30
4便 15:00

※各回30分前から見学ツアーの受付を開始します。場所は総合受付横です。
※それぞれバス2台で運行します
※所要時間は約75分間です

サイエンスカフェ「博士の履歴書」

第一線で活躍する研究者はどんな人生を歩んできたのでしょう？KEKの研究者が、自身の研究とともにこれまでの経験について話します。お茶やコーヒーを片手に、気軽にご参加ください！

話題提供

1杯目 10:30～11:30
宇宙から消えた反粒子の謎を解き明かしたい

素粒子原子核研究所
松原綱之（まつばらつなゆき）さん、中村克朗（なかむらかつろう）さん

二人とも北陸出身。KEKがホストする国際共同実験、Belle II実験、T2K実験でそれぞれ検出器のアップグレードを主導しています。なぜ研究者を目指したのか、研究や実験との向き合い方のほか、二人が関わる素粒子物理学スクールで研究者になりたい大学生のリアルな疑問などもお話します。姉に隠れて相対性理論の本を盗み読みしていたのはどっちでしょう？

2杯目 13:00～14:00
集積回路で描く魔法陣

量子場計測システム国際拠点
宮原正也（みやはらまさや）さん

チバニアン近隣出身。集積回路工学が専門で、国内外の様々な物理実験に用いられる検出器信号読出し回路や、量子コンピュータを制御するための回路開発などを行っています。高専→民間企業→大学工学部を経て素粒子原子核実験業界に飛び込んだ変わり種。一芸で多分野を渡り歩く研究者のキャリアパスをご紹介します。

3杯目 14:45～15:45
なせばなる、でなんとかなる！

物質構造科学研究所
大東琢治（おおひがしたくじ）さん

東京都出身。X線光学が専門分野で、物質構造科学研究所フォトンファクトリー（PF）では、軟X線顕微鏡などの開発をしています。バンドで活動したり、絵をかいたり、昆虫や魚を観察したり、研究には関係なさそうな経験や出会いもひっくるめて、興味があることを片っぱしからやってきた結果、このような研究者が製造されたという経緯をお話しします。