第4回クライオ電顕解析初心者講習会〜データ処理〜

開催日時

2021/02/24 10:00 – 2021/02/25 18:00

開催場所

オンライン開催(Zoom)

講演者

守屋俊夫、安達成彦、川崎政人、山田悠介(KEK・物質構造科学研究所・構造生物学研究センター)

言語

日本語

お問い合わせ

cmasuda(at)post.kek.jp


概要

クライオ電子顕微鏡によるタンパク質やその複合体の単粒子解析は、電子直接検出器、位相板、解析ソフトウェアの開発といった技術革新が起こり、分解能革命と呼ばれる時代の中にあります。昨年、遂に原子分解能(最高1.15Å)の構造が公開されました。現在、海外だけでなく国内でも結晶化の難しいタンパク質複合体などの構造解析を行うための最新鋭の電子顕微鏡装置の導入が進められています。こちら高エネルギー加速器研究機構(KEK)・物質構造科学研究所・構造生物学研究センターにおいても、日本医療研究開発機構(AMED)の創薬等先端支援技術基盤プラットフォーム事業(BINDS)を通じ、電子直接検出器Falcon 3を備えた200 kVの電子顕微鏡Talos Arctica (Thermo Fisher Scientific社) を2018年3月に導入しました。以来、共同利用施設として運用し、クライオ電顕の初期トレーニングなどのユーザーサポートも行ってきました。そして、多くのユーザーの方々がこの施設を利用して構造解析用サンプルのスクリーニングやデータ測定を行い、研究の成果を上げられています。