「科学と音楽の響宴」は、科学者による分かりやすい講演と、音楽コンサートを組み合わせ、一般の方々に科学をより身近に感じてもらうためのレクチャー&コンサートです。 地域の文化活動の一環として高エネルギー加速器研究機構がつくば市・つくば文化振興財団と共同で実施しています。

開催概要
日時 | 2025年12月7日(日) 14:00 開演(13:00開場) 第1部 レクチャー:14:00~15:00 第2部 コンサート:15:20~16:20(予定) |
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対象 | 小学生以上(未就学児の入場はご遠慮ください) |
場所 | ノバホール(つくば市吾妻1-10-1) |
入場料 | 500円(税込)/全席自由 (本公演はTCFメンバーズ割引、つくばシニア割の対象外です。) |
発売日 | 9月27日(土) 13:00 ネット・電話予約開始 9月28日(日) 9:00 窓口販売開始 |
チケット取扱い | ○ノバホール TEL:029-852-5881 ○つくばカピオ TEL:029-851-2886 ○(公財)つくば文化振興財団 TEL:029-856-7007 https://www.tcf.or.jp/exhibition/025827/ |
留意事項
- 本公演は全席自由席です。ご入場いただいた順番で、空いているお席にお座りください。
- 開場時刻は開演の1時間前を予定していますが、天候などの事情により、開場時刻を早める場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 車椅子をご利用の場合、(公財)つくば文化振興財団(029-856-7007)まで事前にご相談ください。
- 車でお越しのお客様は、最寄りの有料駐車場をご利用ください。
- 都合により、プログラム・出演者等の内容が変更になる場合があります。
- 開場時間は天候等の都合により早まる場合がございます。
第1部 レクチャー
陽電子 ー最も身近な反粒子ー その多彩な活躍

東京大学名誉教授
(元高エネルギー加速器研究機構特別教授)
陽電子は素粒子で、電子の反粒子です。プラスの電気をもつこと以外は、電子にそっくりです。自然には存在しませんが、作って、使うことができます。
陽電子は、最初に予言された反粒子、最初に発見された反粒子、最初に応用された反粒子、最もよく使われている反粒子、すなわち私達に最も身近な反粒子です。
本講演では、陽電子の作り方と基本的性質、陽電子が電子と対消滅してγ線になることを利用した使い方、一方、陽電子が電子が衝突してもなかなか対消滅しないことを利用した使い方、 さらに、電子と結合した非常に軽い「原子」であるポジトロニウムの使い方、などをお話します。
第2部 コンサート
フラウト・トラヴェルソの魅力


フラウト・トラヴェルソは、現代のフルートの前身に当たる楽器です。時代の変遷とともに変化してきたフルートは、現在ではすべての音が均等に美しく鳴る楽器になりましたが、フラウト・トラヴェルソにはそれぞれの音に個性があり、「光と影」にも例えられるような不均等性を持っています。
そしてその不均等性が、フラウト・トラヴェルソが演奏されていたバロック時代の音楽を、より奥行きのある、生き生きとしたものにしてくれます。
- J.M.オトテール:フルートと通奏低音のための組曲 ト長調 op.2-3
- M.ブラヴェ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 op.2-3
- G.P.テレマン:<6つの序曲集>より 序曲 イ長調 TWV32:6
- J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
※曲目は予告なく変更になる場合があります。