大穂中学校の生徒2名、KEKで職場体験

   

7月13日(水)14日(木)の2日間、つくば市立大穂中学校の2年生2名が職場体験のためKEKを訪れました。

初日の13日には、茨城県東海村のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)の見学を、翌14日はつくばキャンパスにある4つの施設を巡り、実験や見学を通して、KEKで行われている実験について学びました。

14日には、KEKが推進する加速器計画や物理実験の基盤技術となる超伝導、極低温等の先端技術開発に取り組む「超伝導低温工学センター」で実験を行い、極低温環境で物質の電気抵抗が0になる現象である「超伝導」について学びました。

生徒らは、電源や電圧計など実際に研究に使われている機器を用いて、超伝導物質のニオブ(Nb)や常伝導物質のマンガニンに電流を流し、室温と液体ヘリウム温度(-269℃)という異なる温度での抵抗値を比較する実習を行い、目の前で超伝導現象が起こっていることを確認しました。

その後、放射線科学センター、計算科学センター、機械工学センターを回り、KEKで行われている基盤的な研究について説明を受けました。

参加した生徒は、福島第一原子力発電所の事故のニュースを見て放射線の研究に興味を持ち、KEKでの職場体験を希望したとのこと。「放射線はどれくらいの量から人体に影響が出てくるのか、具体的な数字や情報を知ることができて良かったです」と感想を述べていました。

また「実験の際に研究者の方が『実験の90%は準備、実験自体は一瞬』と話していたのが印象に残りました。道具や手順の確認が大切だということが分かりました」と話していました。

指導にあたった都丸隆行助教は「非常に暑い中、協力し合って黙々と作業を行っていたのが印象に残りました」と中学生たちの熱心な様子に感心していました。

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実験器具の使用方法と測定時に生じる誤差を確認

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協力して実験に取り組む生徒たち

※ 職場体験とは
職場体験は、文部科学省の推進のもと行われている学習活動です。生徒が直接働く人と接することで、学ぶことや働くことの意義や生きることの尊さを実感し、生徒が主体的に進路を選択決定する態度や意志、意欲など培うことを目指しています。

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