1973年に小林誠と益川敏英が提唱した、当時すでに実験的に発見されていたCP対称性の破れを説明するための理論。3世代(6種類)以上のクォークが存在すればCP対称性が破れることを示し、6種類のクォークを予言しました。当時は3種類のクォークしか知られていませんでしたが、予言どおり1974 年にチャームクォーク、1977年にボトムクォーク、1995年にトップクォークが発見されました。さらに、Belle実験により、CP対称性の破れが、この理論で提唱された機構で起こっていることが証明されました。
(「もっと知りたい!SuperKEKB加速器」より)