超対称性理論

標準理論においては、電磁気力と弱い力が破れるエネルギースケールに対応するヒッグス粒子が予言されますが、これを単純な素粒子と考えるとその質量の大きさに別の観点から問題が生じます。超対称性理論はそれを解決するために提唱された新しい理論です。この理論では、SUSY粒子(超対称性粒子)と呼ばれる大量の未発見の粒子の存在することとなります。標準理論を超える理論の中で最も有力なものであり、さまざまな実験で精力的に探索されています。

(「もっと知りたい!SuperKEKB加速器」より)