KLビームライン

陽子と金属標的の反応により生じた中性のK中間子を前方に細く絞って取り出す二次粒子ビームラインです。

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概要

大強度陽子加速器施設(J-PARC)のハドロンホールの南側エリアにある二次粒子ビームラインで、2009年度に建設されました。 陽子と金属標的の反応によって生じた粒子のうち、電磁石によって電荷をもつ粒子を取り除き、中性の粒子のみを導きます。二台の金属コリメータで口径を細く絞った“ペンシルビーム”と呼ばれるタイプの、世界では他に例がないビームラインです。2009年秋からの加速器運転でビームの性質を調べる準備実験を行い、中性K中間子が生成されていることを確認しました。このビームラインを使った中性K中間子稀崩壊実験(E14 KOTO実験)が準備中で、2013年度にスタートしました。

関連するWebページ

J-PARC E14 KOTO実験 http://koto.kek.jp/

関連する研究グループ

J-PARCハドロンビームライングループ https://www.kek.jp/old/ja/Research/IPNS/HadronBeamLine/

関連する研究施設

J-PARC加速器 https://www.kek.jp/old/ja/Facility/ACCL/J-PARC/
J-PARCハドロン実験施設

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