第三回粒子物理コンピューティングサマースクール

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開始2019/07/29(月)09:00
終了2019/08/02(金)14:30
会場小林ホール
講演者
言語日本語/Japanese
連絡先ppcc-sec@ml.post.kek.jp
ウェブサイトhttps://wiki.kek.jp/display/PPCC/PPCC-SS-2019
食堂・売店利用予定あり/50

概要

粒子物理コンピューティング懇談会は2016年より活動を開始した、素粒子・原子核・宇宙物理関連のコンピューティング技術利用に関するコミュニティです。その活動の一端として7月29日から8月2日の5日間、高エネルギー加速器研究機構を会場に「第三回コンピューティングサマースクール」を開催します。

今日、粒子物理(素粒子・原子核・宇宙物理)分野では高精度で大規模な検出器を用い大量のデータを収集することから、コンピューティングに対する要請が非常に高まっています。新しい実験を始めるためには、最先端のコンピューティング・ソフトウエア技術の導入が欠かせません。それを担う研究者の育成が急務であることは間違いありません。

そういった教育環境が整った研究機関は日本にはそう多くありません。そこで、全国のボランティアの協力を得てコンピューティングについて集中的なトレーニングコースを設けることにしました。Python、C++11/14などのプログラミング言語、統計解析ツール、多変量解析や機械学習、検出器シミュレーションなどの先端ソフトウエア、グリッドなどの分散コンピューティング技術などを学習します。

サマースクールでは計算機の基礎的な仕組みと、コンピューティングの最新技術の講義を行うとともに、各人が課題を決めて行う4日間の実習と成果発表会を予定しています。本年度は、多変量解析や機械学習および最新のC++11/14の言語仕様などを実習とともに学ぶ”計算機応用コースを設けました。また、実験グループのメンバーのための、ATLASソフトウェア講習、Belle IIソフトウェア講習も並行して行います。対象として修士課程の大学院生を想定していますが、勉強してみたいという博士課程の大学院生も大歓迎です。

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