物構研コロキウム(#29)
概要
『応用に理屈は要るか?』
-学理がなくてもモノはできる!!-
- l 基礎学理(サイエンス)と工学的応用(エンジニアリング)
永久磁石、二次電池、書き換え可能光ディスク
→ 学理を極め無くても『ものは出来』ている。
【昔のひとは偉かった】 指南車、ギルバート、ボルタ
→ 安心・安全・将来発展を担保するためには、学理が必要
→ 後付けでも重要
- l 普遍性と特殊性
- 磁性屋と磁石屋、半導体物理屋と半導体デバイス屋、電気化学屋と電池屋、
- 化学反応論屋と化学プラント屋、・・・・
- l 製品は要素技術が体系化・集積したシステム
- 要素技術の単なる集合では信頼性を確保しての機能発現はない
- エンジニアリングでは、何らかの摺り合わせが必要
- マルチスケール、マルチ学理 ⇔ 粗視化と微視化
- l 研究者・技術者も体系的に集積化: 束ねる
- 理論、モノづくり、評価解析: プロジェクトフォーメーション
- 『本気で』社会実装を目指す研究開発マネージメント
- 『メディアムサイエンス』"⇔ More is different " @ P.W. Anderson
例えば:
磁性屋の興味は?:
(飽和)磁化と結晶磁気異方性エネルギー(磁性体内部)量子力学、交換相互作用
磁石屋の興味は?:
空間にどれだけの磁気エネルギーを出せるか(磁石外部)
交換相互作用のほか、反磁界・静磁エネルギーを考慮 (磁区の出現)
電磁気学 外部磁気エネルギーが力の源
磁性屋と磁石屋で元々興味が異なる。 半導体分野も然り
興味が異なる。目指す方向が異なる人を糾合・束ねてゴールを目指す。
→ R&Dマネージメントの本質 『左手の法則』、『メディアムサイエンス』
大型研究施設等のミッション
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