物質の巨大クラスターイオンに対する阻止能
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開始 | 2016/10/14(金)13:00 |
終了 | 2016/10/14(金)14:00 |
会場 | PS加速器準備棟(検収センターの入った建物)サロン |
講演者 | 冨田 成夫氏(筑波大学数理物質科学研究科准教授) |
言語 | 日本語/Japanese |
連絡先 | 高山 健 (PHS 4228) |
ウェブサイト | |
食堂・売店 | 利用予定なし/0 |
概要
第4の量子ビームとして注目を集める共有結合をした安定な巨大クラスターイオン(C-60, Si-100等)を静電加速器のエネルギーを超える速度まで加速する手段の研究(誘導加速マイクロトロン)と、それら高速巨大クラスターイオンの応用に興味が集まり始めている。
これまでの巨大クラスターイオンは物質表面下数十nm程度の飛程を持つエネルギー域での研究に限られていた。そこでは物質の阻止能に顕著なクラスター効果(非線形効果)が見い出されていた。この現象の実験的検証が筑波大のタンデムの実験、その他のタンデム実験で行われて来た。又、それらの理論的解釈も進んでいる。これらを中心にしたセミナーをお願いした。
巨大クラスターイオンの飛程が数百umに延びるエネルギーに達する様な領域で、クラスター効果はどこまで延びるのか?通常の重イオンとは異なる物質への運動エネルギーの付与があるのか?それらの特段の応用はあるのか?と云った我々の興味を大いにそそる。これらを考察する上でのヒントなど得られるであろう事を期待している。
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