大学共同利用機関とは
大学の研究者の為の共同利用施設として、
- (1)個々の大学では維持が難しい大きな設備
- (2)大学間で共有することによって有効に使われ得る情報など
- (3)ある分野の研究についてネットワークの中心ノードとしての役割となる組織
の集約場所として設置されているのが大学共同利用機関です。
そしてその機関におかれた設備、情報の開発、維持、収集・整理などの作業は、その分野の研究者 や専門技術者によっておこなわれています。 また、大学との人事交流も盛んで、大学院生の教育にも積極的に協力しています。
1971年、高エネルギー物理学研究所(現在の高エネルギー加速器研究機構の前身)が設置されたのが最初で、次第にさまざまな形態の大学共同利用機関が誕生していきました。
2004年4月、国立大学と共に「国立大学法人法」のもと法人化され、学部学生の教育が無いことなどは異なっていますが、運営に関しては国立大学と類似の体制をとっています。 法人化と同時に、それまでの20近い大学共同利用機関は4つの機構に再編され、その機構が大学共同利用機関を設置するという形態に変わりました。 各機構や機構が設置した大学共同利用機関の運営は、大学と深くかかわっているため、機関自身の研究の方向性や人事等にいたるまで、大学 の関係者を中心とした広い分野の専門家を含めた会議で決定される仕組みとなっています。
関連ページ
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大学共同利用機関法人
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自然科学研究機構(NINS)
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人間文化研究機構(NIHU)
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情報・システム研究機構(ROIS)
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高エネルギー加速器研究機構(KEK)
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